ファクタリングの審査に落ちる15の理由と通過率を上げる10の対策【2026年最新】

「ファクタリングの審査に落ちてしまった…」「これから申し込むけど、落ちたらどうしよう」——そんな不安を抱えていませんか?

ファクタリングは銀行融資と比べて審査が通りやすいと言われますが、それでも一般的な審査通過率は約70%前後。つまり、約3件に1件は審査落ちしています。

本記事では、ファクタリングの審査で落ちる具体的な理由を「売掛先」「売掛金」「利用者」の3つの視点から網羅的に解説し、審査を通過するための10の実践的な対策、さらに万が一落ちてしまった場合の代替手段まで徹底的にお伝えします。

八木 健介

この記事を書いた人

八木 健介

中小企業の資金繰りサポーター / 資金繰りナビ運営者

都市銀行で法人営業(融資審査・資金調達支援)を経験後、広告メディア会社を創業。卸売業で百貨店との支払サイト90日に苦労した経営者としての実体験と、銀行員時代の専門知識を活かし、中小企業・個人事業主向けにファクタリング・資金調達情報を発信しています。

  1. ファクタリングの審査とは?銀行融資との違い
  2. ファクタリング審査で見られる5つのチェックポイント
    1. ①売掛先の信用力
    2. ②売掛金の内容(金額・支払期日)
    3. ③売掛先との取引実績
    4. ④売掛金の信頼性(実在性)
    5. ⑤利用者の信頼度
  3. 【売掛先】が原因で審査に落ちる4つの理由
    1. 理由①:売掛先の経営状況が不安定
    2. 理由②:売掛先に金融事故や税金滞納がある
    3. 理由③:売掛先が個人事業主
    4. 理由④:売掛先の事業実態が不明確
  4. 【売掛金】が原因で審査に落ちる6つの理由
    1. 理由⑤:支払期日が遠い
    2. 理由⑥:売掛金の金額が低すぎる
    3. 理由⑦:不良債権の疑いがある
    4. 理由⑧:架空債権の疑いがある
    5. 理由⑨:二重譲渡の疑いがある
    6. 理由⑩:譲渡禁止特約が付いている
  5. 【利用者】が原因で審査に落ちる5つの理由
    1. 理由⑪:提出書類に不備が多い
    2. 理由⑫:売掛先との取引実績が乏しい
    3. 理由⑬:利用者の信用力が著しく低い
    4. 理由⑭:対応・態度に問題がある
    5. 理由⑮:3社間ファクタリングで売掛先の同意が得られない
  6. 審査に通るための10の対策
    1. 対策①:信用力の高い売掛先の売掛金を選ぶ
    2. 対策②:官公庁・公的機関の売掛金を最優先する
    3. 対策③:支払期日の近い売掛金を出す
    4. 対策④:必要書類を事前に完璧に準備する
    5. 対策⑤:複数のファクタリング会社に申し込む
    6. 対策⑥:独立系のファクタリング会社を選ぶ
    7. 対策⑦:3社間ファクタリングを検討する
    8. 対策⑧:譲渡禁止特約がない売掛金を選ぶ
    9. 対策⑨:ファクタリング会社との信頼関係を構築する
    10. 対策⑩:適正な利用金額を設定する
  7. 審査に落ちにくいファクタリング会社の特徴
  8. 審査に落ちたときの5つの対処法
    1. 対処法①:別のファクタリング会社に申し込む
    2. 対処法②:別の売掛金で再申込する
    3. 対処法③:電話や対面で直接相談する
    4. 対処法④:売掛先に支払期日の前倒しを交渉する
    5. 対処法⑤:ファクタリング以外の資金調達手段を検討する
  9. ファクタリング審査の流れと必要書類
    1. ステップ1:申し込み
    2. ステップ2:書類提出・審査
    3. ステップ3:契約・入金
  10. 「審査なし」を謳うファクタリング会社の危険性
  11. 費用シミュレーション:審査落ちの損失はどれくらい?
  12. よくある質問(FAQ)
    1. Q. ファクタリングの審査通過率はどれくらいですか?
    2. Q. 赤字決算でもファクタリングの審査に通りますか?
    3. Q. 税金を滞納していてもファクタリングは利用できますか?
    4. Q. 個人事業主でもファクタリングの審査に通りますか?
    5. Q. 審査に落ちた理由は教えてもらえますか?
    6. Q. 一度審査に落ちた同じ会社に再申込できますか?
    7. Q. 審査にかかる時間はどれくらいですか?
    8. Q. ファクタリングの手数料は経費にできますか?
  13. まとめ

ファクタリングの審査とは?銀行融資との違い

ファクタリングとは、企業が保有する売掛金(売掛債権)をファクタリング会社に売却し、支払期日よりも前に現金化する資金調達方法です。詳しい仕組みについては「ファクタリングとは?仕組み・種類・手数料・メリットデメリットを初心者向けにわかりやすく解説」で網羅的に解説していますので、基礎から知りたい方はそちらもご覧ください。

ファクタリングの審査は、銀行融資の審査とは根本的に異なります。銀行融資では「借り手(自社)の信用力」——つまり決算内容、負債比率、税金の納付状況などが最重視されます。一方、ファクタリングの審査では「売掛先(取引先)の信用力」が最も重要な基準です。

これは、ファクタリング会社にとってのリスクが「売掛先から売掛金を回収できるかどうか」にかかっているためです。極端に言えば、自社が赤字決算や税金滞納の状態であっても、売掛先が上場企業や官公庁であれば審査に通る可能性があります。

この違いを理解しておくことが、審査落ちの原因を正しく把握し、対策を立てるための第一歩です。

比較項目 ファクタリング審査 銀行融資審査
主な審査対象 売掛先の信用力 自社(借り手)の信用力
一般的な通過率 約70% 約30〜40%
審査期間 最短30分〜数時間 2〜4週間
赤字決算での利用 可能(売掛先次第) 困難
税金滞納時の利用 可能な場合あり 原則不可
信用情報への記録 なし あり

ファクタリング審査で見られる5つのチェックポイント

ファクタリング会社は審査において、主に以下の5つのポイントを確認しています。審査落ちの原因を理解するためにも、まずは「何が見られているのか」を正確に把握しましょう。

①売掛先の信用力

ファクタリング会社にとって最大のリスクは「買い取った売掛金が回収不能になること」です。そのため、売掛先が大企業、上場企業、官公庁などの場合は「支払能力が高い=信用力も高い」と判断され、審査に通りやすくなります。一方、経営状況が不安定な企業が売掛先の場合は、倒産や支払遅延のリスクから審査が厳しくなります。

②売掛金の内容(金額・支払期日)

売掛金の金額が企業規模に対して不自然に大きい場合は偽造を疑われ、審査で不利になります。支払期日については、短いほど審査に通りやすく、長いほど落ちやすいのが一般的です。目安として60日(2か月)以内が好ましく、それ以上だと審査のハードルが上がります。支払期日が遠いほど、その間に売掛先の経営状況が悪化するリスクが高まるためです。

③売掛先との取引実績

利用者と売掛先との取引が長期にわたり安定して継続していると、売掛金の回収が確実だと判断されやすくなります。反対に、初回取引や単発案件の売掛金は、架空取引の疑いを持たれるリスクがあるため、審査では不利に働きます。直近6か月以上の取引履歴があると理想的です。

④売掛金の信頼性(実在性)

架空の請求書を使ったり、不良債権を売却しようとしたり、同じ売掛金を複数社に売却する「二重譲渡」を行ったりする不正行為は、ファクタリング会社が最も警戒するポイントです。請求書、契約書、通帳の入金履歴などから、売掛金が実際に存在し正当なものであるかが厳しく確認されます。

⑤利用者の信頼度

ファクタリングの審査対象は主に売掛先ですが、利用者についても確認されます。ただし、銀行融資のように経営状況を厳密に審査するのではなく、「嘘をついていないか」「契約を守れる人物か」といった人間性や誠実さの観点での信用力が重視されます。

【売掛先】が原因で審査に落ちる4つの理由

ファクタリングの審査で最も多い審査落ちの原因は、売掛先に起因するものです。以下の4つのケースに該当すると、審査通過が難しくなります。

理由①:売掛先の経営状況が不安定

売掛先の業績が悪化している場合、将来的に支払遅延や倒産が発生する可能性が高く、ファクタリング会社は「売掛金を回収できないリスクが高い」と判断します。具体的には、債務超過、自己資本比率の大幅な低下、借入金の急増、連続赤字などが該当します。経営状況に不安がある売掛先の売掛金は、なるべく別の売掛先のものに差し替えて申し込むのが賢明です。

理由②:売掛先に金融事故や税金滞納がある

売掛先が過去に金融事故(支払遅延、債務不履行など)を起こしていたり、現在税金を滞納している場合、代金の支払いに関する信用性が大きく低下します。現在の経営状況に問題がなくても、過去の金融事故は信用情報として残っているため、ファクタリング会社の審査でマイナス評価となります。

理由③:売掛先が個人事業主

売掛先が法人ではなく個人事業主の場合、法人に比べて事業規模が小さく、財務情報の開示も限られるため、ファクタリング会社が信用力を判断しにくくなります。法人であれば商業登記簿や信用調査会社を通じて客観的に経営状況を確認できますが、個人事業主はそうした情報が限られています。結果として、売掛金の未回収リスクが高いと判断され、審査落ちにつながることがあります。

理由④:売掛先の事業実態が不明確

売掛先の事業実態が確認できない場合——例えば、所在地が不明確、Webサイトや会社概要が存在しない、連絡が取りづらいなど——は、ペーパーカンパニー(実態のない法人)による架空取引を疑われます。ファクタリング業界では架空請求を使った詐欺が実際に発生しており、ファクタリング会社は事業実態が不明な売掛先に対して非常に慎重になります。

【売掛金】が原因で審査に落ちる6つの理由

売掛先の信用力に問題がなくても、売掛金自体に問題がある場合は審査に落ちることがあります。以下の6つのケースを確認しましょう。

理由⑤:支払期日が遠い

売掛金の支払期日が遠いほど、その間に不測の事態(災害、経営悪化、不祥事など)が起きるリスクが高まります。目安として支払期日まで2か月(60日)以内が望ましいとされており、それ以上長い場合は審査のハードルが上がります。ファクタリング会社によっては、90日以上の売掛金は買い取り対象外としているところもあります。

理由⑥:売掛金の金額が低すぎる

ファクタリングでは、審査・契約・管理などの手続きに一定の事務コストが発生します。売掛金の金額が少額だと、手数料収入が事務コストを下回り採算が合わないため、審査に通りにくくなります。最低買取金額を設定しているファクタリング会社が多く、一般的に10万円〜30万円が下限の目安です。少額の売掛金を売却したい場合は、少額対応を明示している会社を選びましょう。

理由⑦:不良債権の疑いがある

すでに支払期日を大幅に過ぎている、売掛先と連絡が取れないなど、回収が困難と判断される売掛金は「不良債権」として扱われ、ファクタリングの対象外となります。不良債権と知りながら申し込むことは詐欺に該当する可能性もあるため、絶対に避けてください。回収が困難な売掛金がある場合は、弁護士や債権回収会社への相談を検討しましょう。

理由⑧:架空債権の疑いがある

実際には存在しない取引を装って売掛金を捏造する行為は、詐欺罪に問われる犯罪行為です。ファクタリング会社は請求書の内容、取引履歴、通帳の入金パターンなどを照合し、架空債権の検出に注力しています。請求書の日付や金額に不自然な点がある場合や、売掛先の事業実態が確認できない場合は、審査の段階で排除されます。

理由⑨:二重譲渡の疑いがある

同じ売掛金を複数のファクタリング会社に売却する「二重譲渡」は、刑法の詐欺罪に該当する重大な違法行為です。ファクタリング会社は契約書類や過去の取引状況から二重譲渡のリスクを慎重に確認しており、疑いが生じた時点で審査は通りません。複数のファクタリング会社を利用する場合は、必ずそれぞれ別の売掛金を対象にしてください。

理由⑩:譲渡禁止特約が付いている

売掛先との契約書に「債権譲渡禁止特約」が含まれている場合、審査で不利になることがあります。2020年の民法改正により、譲渡禁止特約が付いていても法律上は債権譲渡が有効とされるようになりました。しかし、売掛先がファクタリング会社への支払いを拒否するリスクが残るため、トラブルを避けたいファクタリング会社は買い取りを敬遠する傾向にあります。

【利用者】が原因で審査に落ちる5つの理由

ファクタリングの審査では売掛先の信用力が最重視されますが、利用者自身に問題がある場合も審査落ちの原因となります。

理由⑪:提出書類に不備が多い

請求書の宛名ミス、金額の不一致、提出書類の不足など、書類に不備があるとファクタリング会社は売掛金の存在を正確に確認できません。また、書類の管理が杜撰な企業は事務管理能力に問題があると判断され、審査上マイナスに働きます。申込前に必要書類のリストを確認し、漏れなく準備しましょう。

理由⑫:売掛先との取引実績が乏しい

売掛先との初回取引や、スポット取引のみの売掛金は、売掛金の信用材料が不十分と判断されます。長期的な取引実績や安定した入金履歴がないと、売掛金が確実に回収される根拠を示しにくいためです。初回取引の売掛金しかない場合は、審査に通らないリスクがあることを認識しておきましょう。

理由⑬:利用者の信用力が著しく低い

ファクタリング審査は売掛先中心ですが、利用者の信用力があまりにも低い場合は審査落ちすることがあります。特に2社間ファクタリングでは、売掛先から入金された代金を利用者がファクタリング会社に送金する仕組みのため、利用者の信頼度が重視されます。税金の長期滞納、多額の負債、差し押さえの履歴などがある場合は、審査に悪影響を及ぼします。

理由⑭:対応・態度に問題がある

面談やオンラインでのやり取りにおいて、不誠実な態度をとる、回答に矛盾がある、要求された書類の提出が遅れるなどの行為は、ファクタリング会社に「信頼できない」と判断される原因になります。些細なことに思えるかもしれませんが、ファクタリング会社の担当者は利用者の人柄も注意深く見ています。

理由⑮:3社間ファクタリングで売掛先の同意が得られない

3社間ファクタリングでは、売掛先の承諾が契約の前提条件となります。売掛先がファクタリングの利用を承諾しない場合、3社間での契約はできません。この場合は、売掛先に通知不要の2社間ファクタリングに切り替えることで解決できます。ただし、2社間は手数料が高い(8〜18%)点に注意が必要です。

審査に通るための10の対策

ここからは、審査落ちを防ぐための具体的な対策を10個ご紹介します。これからファクタリングに申し込む方はもちろん、一度審査に落ちてしまった方も、以下のポイントを押さえて再申込すれば通過率を大幅に高めることができます。

対策①:信用力の高い売掛先の売掛金を選ぶ

複数の売掛金を保有している場合は、最も信用力の高い売掛先のものを選んで申し込みましょう。上場企業、大手チェーン、官公庁などの売掛金は審査通過率が高く、手数料も低く抑えられます。愛知県の自動車サプライチェーンであれば、トヨタやデンソー、アイシンなどの大手が売掛先の場合、5%以下の手数料で利用できるケースもあります(参考:愛知県のファクタリング完全ガイド)。

対策②:官公庁・公的機関の売掛金を最優先する

国や地方自治体、公共団体などの公的機関は支払能力が極めて高く、倒産リスクがありません。公的機関の売掛金を保有している場合は、最優先で売却すると審査に通りやすくなります。医療機関であれば、国保連や社保基金の診療報酬債権が該当します。

対策③:支払期日の近い売掛金を出す

支払期日までの日数が短いほど、売掛先の経営変動リスクが低くなり、審査に通りやすくなります。同じ売掛先であっても、支払期日が30日後の売掛金のほうが90日後のものより審査通過率は高くなります。手元に複数の請求書がある場合は、支払期日が近いものを優先して提出しましょう。

対策④:必要書類を事前に完璧に準備する

書類の不備は、審査落ちの原因の中でも最も防ぎやすいものです。一般的に必要とされる書類は以下の通りです。

書類 ポイント
請求書 宛名、金額、日付に誤りがないか確認
売掛先との契約書 取引の実在性を証明
通帳のコピー(直近3か月分) 入出金履歴で取引の継続性を証明
本人確認書類 運転免許証、マイナンバーカードなど
登記簿謄本(法人の場合) 会社によっては省略可
決算書・確定申告書 会社によっては省略可

提出前にすべての書類を見直し、記載内容に矛盾がないことを確認してください。

対策⑤:複数のファクタリング会社に申し込む

審査基準はファクタリング会社によって異なります。1社で審査落ちしても、別の会社では通過するということは珍しくありません。最低3社には同時に見積もりを依頼することをおすすめします。ただし、同じ売掛金を複数社に売却する「二重譲渡」は絶対に行わないでください。見積もりを取るだけなら問題ありません。

対策⑥:独立系のファクタリング会社を選ぶ

ファクタリング会社は大きく「銀行系」「ノンバンク系」「独立系」の3つに分類されます。このうち、ファクタリングを専門とする「独立系」は、銀行系やノンバンク系と比べて審査通過率が高い傾向にあります。独立系は中小企業や個人事業主に特化したサービスを提供していることが多く、柔軟な審査が期待できます。

対策⑦:3社間ファクタリングを検討する

3社間ファクタリングは、売掛先にも通知・承諾を得た上で契約するため、架空債権や二重譲渡のリスクが2社間より大幅に低くなります。その分、審査通過率は3社間のほうが高く、手数料も1〜9%と大幅に安いのが特徴です。売掛先との関係性に問題がなく、通知しても支障がない場合は3社間を積極的に検討しましょう。

対策⑧:譲渡禁止特約がない売掛金を選ぶ

売掛先との契約書に譲渡禁止特約が含まれていないかを事前に確認しましょう。特約が付いている売掛金は審査で不利になる可能性があります。複数の売掛金がある場合は、特約がないものを優先して提出するのが無難です。

対策⑨:ファクタリング会社との信頼関係を構築する

面談や電話でのやり取りでは、丁寧で矛盾のない説明を心がけ、誠実な対応を徹底しましょう。また、同じファクタリング会社を繰り返し利用することで信頼が蓄積され、2回目以降は手数料が1〜2ポイント下がる「リピーター割引」が適用されるケースもあります。初回利用で問題なく取引が完了すれば、次回からの審査はスムーズになります。

対策⑩:適正な利用金額を設定する

売掛金の全額ではなく、必要な分だけを部分的に売却する「部分買取」を活用することで、手数料を節約できます。例えば、500万円の売掛金があるが200万円だけ必要な場合、200万円分だけファクタリングすれば手数料は200万円に対してのみ発生します。食品卸業の事例では、部分買取によって年間数万円の手数料を節約できたケースもあります(参考:食品卸がスーパー向け売掛金を即日現金化する方法)。

審査に落ちにくいファクタリング会社の特徴

すべてのファクタリング会社が同じ審査基準を持っているわけではありません。審査に不安がある場合は、以下の特徴を持つ会社を選ぶと通過率が上がります。

独立系ファクタリング会社は、銀行系やノンバンク系と比べて審査の柔軟性が高く、個人事業主や赤字企業でも対応してくれるケースがあります。

取引実績が豊富な会社は、さまざまな業種・規模の売掛金を扱った経験があるため、柔軟な審査対応が期待できます。

個人事業主専門のサービスを提供している会社は、法人以外の利用者にも対応できる審査体制を整えているため、個人事業主やフリーランスの方はこうした会社を優先的に検討しましょう(参考:個人事業主・フリーランスのファクタリング完全ガイド)。

なお、QuQuMoは手数料1%〜、オンライン完結で最短2時間入金に対応しており、初めての方にも利用しやすいサービスの一つです(詳細:QuQuMo公式サイト)。当サイトのレビュー記事(QuQuMo徹底解説QuQuMo口コミ・評判)も合わせてご確認ください。

審査に落ちたときの5つの対処法

万が一ファクタリングの審査に落ちてしまった場合でも、資金調達の道は閉ざされていません。以下の対処法を検討してください。

対処法①:別のファクタリング会社に申し込む

審査基準は会社ごとに異なるため、A社で落ちてもB社で通過することは十分にあり得ます。前述の通り、独立系の会社は比較的柔軟な審査を行う傾向にあるため、まだ申し込んでいない場合は積極的に検討してみましょう。

対処法②:別の売掛金で再申込する

審査落ちの原因が売掛先の信用力にあった場合は、別の信用力の高い売掛先の売掛金に差し替えて再度申し込むことが有効です。一つの売掛金がダメでも、別の売掛金なら通る可能性があります。

対処法③:電話や対面で直接相談する

オンラインの自動審査では画一的な判断がされがちですが、担当者と直接話すことで自社の事情を説明できる場合があります。審査に落ちた理由を率直に聞き、どの条件を満たせば通過できるかを確認することで、次の申し込みに活かせます。

対処法④:売掛先に支払期日の前倒しを交渉する

ファクタリングが利用できない場合、売掛先に直接「支払いを早めてもらえないか」と交渉するのも一つの選択肢です。良好な関係を築けている取引先であれば、事情を説明すれば応じてくれることもあります。特に大手チェーンの支払サイトが長くて資金繰りに苦しんでいる場合は、支払条件の見直しを相談する価値があります(参考:大手チェーンの支払サイト60日が長すぎる!資金繰り対策5選)。

対処法⑤:ファクタリング以外の資金調達手段を検討する

ファクタリング以外にも、以下のような資金調達方法があります。状況に応じて最適な手段を選びましょう。

資金調達方法 スピード コスト 特徴
銀行融資 2〜4週間 年利1〜3% コスト最安だが審査が厳しく時間がかかる
日本政策金融公庫 2〜4週間 年利1〜2.5% 創業期や赤字企業にも対応、低金利
ビジネスローン 最短即日〜数日 年利5〜15% 融資スピードは速いが金利が高い
助成金・補助金 数か月〜1年 返済不要 返済義務なしだが、申請・受給まで時間がかかる

資金調達の緊急度が高い場合はビジネスローン、中長期的な資金需要であれば銀行融資や公庫融資を検討するなど、使い分けが重要です(参考:仕入れ資金が足りない!借入以外で即日調達できる5つの方法)。

ファクタリング審査の流れと必要書類

ファクタリングの審査は、一般的に以下の3ステップで進みます。

ステップ1:申し込み

ファクタリング会社のWebサイト、電話、または窓口から申し込みます。オンライン完結型のサービスであれば24時間申込可能で、フォーム入力は約5分で完了します。企業情報、売掛先情報、売掛金の概要、希望金額などを入力します。

ステップ2:書類提出・審査

申込後、必要書類を提出します。オンライン完結型ではスマートフォンで撮影・アップロードするだけで完了します。書類が揃い次第、ファクタリング会社が売掛先の信用力、売掛金の実在性、取引の継続性などを審査します。AI審査を導入している会社では最短15〜30分で結果が出ることもあります。

ステップ3:契約・入金

審査に通過したら、手数料率や買取金額を確認の上、契約を締結します。電子契約に対応している会社ではオンラインで即時契約が可能です。契約完了後、手数料を差し引いた金額が指定口座に振り込まれます。2社間ファクタリングのオンライン完結型では、申込から入金まで最短30分〜2時間で完了します。

「審査なし」を謳うファクタリング会社の危険性

インターネット上には「審査なしでファクタリングが利用できる」と謳う業者も存在しますが、正規のファクタリングで審査がないことは原則としてあり得ません。「審査なし」を謳う業者には、以下のようなリスクが潜んでいます。

まず、悪質な業者である可能性があります。売掛金の実在性を確認せずに契約するということは、通常のファクタリングのビジネスモデルとして成立しません。実態は闇金融や違法な貸付を行っている業者である可能性があります。

次に、売掛金の「買い戻し」を要求される場合があります。売掛先から売掛金が回収できなかった場合に、利用者に弁済を求める「償還請求権あり(ウィズリコース)」の契約が結ばれているケースです。この場合、実質的には融資と同じであり、貸金業登録のない業者が行っている場合は違法です。

また、表面上は低手数料でも、事務手数料、コンサルティング料などの名目で追加費用を請求されることがあります。金融庁の注意喚起でも、こうした不当な費用請求について警告が出されています。

ファクタリングを利用する際は、必ず適正な審査が行われる会社を選び、契約内容(特にノンリコース条項)を確認した上で契約してください。

費用シミュレーション:審査落ちの損失はどれくらい?

ファクタリングの審査に落ちて資金調達が遅れると、思わぬ間接コストが発生します。以下のシミュレーションで、審査落ちの経済的影響を確認しておきましょう。

前提条件:売掛金500万円、支払期日まで60日、緊急の仕入れ資金として300万円が必要

シナリオ 調達手段 手数料・利息 手取り額 調達にかかる時間
A. ファクタリング審査通過(2社間10%) ファクタリング 30万円 270万円 当日〜翌日
B. ファクタリング審査通過(3社間3%) ファクタリング 9万円 291万円 1〜2週間
C. 審査落ち→ビジネスローン(年利15%) ビジネスローン 約7.4万円(60日分) 約292.6万円 1〜3日
D. 審査落ち→仕入れ遅延で失注 調達できず 機会損失(売上減)

シナリオDのように資金調達に完全に失敗した場合、仕入れが間に合わず取引先への納品が遅延し、最悪の場合は取引そのものを失うリスクがあります。ファクタリングの手数料は確かに銀行融資より高いですが、「資金が調達できないことによる機会損失」と比較すれば、合理的なコストであることが多いのです。

卸売業においては薄い利益率の中で手数料の影響が大きくなるため、手数料を1%台まで下げる方法も把握しておくことが重要です(参考:卸売業のファクタリング手数料を1パーセント台にする方法)。

よくある質問(FAQ)

Q. ファクタリングの審査通過率はどれくらいですか?

一般的なファクタリング会社の審査通過率は約70%前後とされています。一方、銀行融資の審査通過率は30〜40%程度です。ファクタリング会社の中には「審査通過率90%以上」を謳うところもありますが、実際の数値は非公開の場合が多いため、参考程度に留めましょう。

Q. 赤字決算でもファクタリングの審査に通りますか?

はい、通る可能性があります。ファクタリングの審査は売掛先の信用力が中心のため、自社が赤字決算であっても、売掛先が優良企業であれば利用できるケースがあります。これは銀行融資にはない大きなメリットです。

Q. 税金を滞納していてもファクタリングは利用できますか?

利用できる可能性はありますが、審査でマイナスに働く場合があります。税金を滞納していると、売掛金が国によって差し押さえられるリスクが生じるため、ファクタリング会社が慎重になることがあります。可能であれば、申込前に税金の滞納を解消しておくことが望ましいです。

Q. 個人事業主でもファクタリングの審査に通りますか?

はい、個人事業主でも利用可能です。ただし、法人に比べると審査はやや厳しくなる傾向があります。個人事業主専門のサービスを提供しているファクタリング会社を選ぶと、スムーズに審査が進みます。

Q. 審査に落ちた理由は教えてもらえますか?

ファクタリング会社によります。具体的な理由を教えてくれる会社もあれば、「総合的な判断」として詳細を開示しない会社もあります。理由を知りたい場合は、電話で担当者に直接聞いてみることをおすすめします。

Q. 一度審査に落ちた同じ会社に再申込できますか?

原則として可能です。前回と異なる売掛金で申し込んだり、書類の不備を改善して再申込すれば、今度は通過する可能性があります。前回の審査落ちの原因を解消した上で再チャレンジしてみましょう。

Q. 審査にかかる時間はどれくらいですか?

AI審査を導入しているオンライン完結型の会社では最短15〜30分程度で結果が出ます。対面審査の場合は数時間〜1営業日程度が一般的です。書類の不備があると審査が長引くため、事前準備が重要です。

Q. ファクタリングの手数料は経費にできますか?

はい、「売上債権売却損」として全額損金算入が可能です。消費税は非課税取引のため発生しません。「売上債権売却損」の勘定科目がない場合は、「雑損失」や「支払手数料」で処理しても問題ありません。

まとめ

ファクタリングの審査に落ちる理由は、大きく「売掛先」「売掛金」「利用者」の3つに分類できます。最も重要なのは売掛先の信用力であり、上場企業や官公庁など信用力の高い売掛先の売掛金を選ぶことが、審査通過への最大のポイントです。

審査に通るための具体的なアクションとして、まずは以下の3つから始めてみてください。

今日やること:保有している売掛金をリストアップし、売掛先の信用力が高い順に並べ替える。必要書類(請求書、通帳コピー、本人確認書類)をPDFで準備する。

今週やること:信用力の高い売掛金を選び、3社以上のファクタリング会社に見積もりを依頼する。

今月やること:最も条件の良いファクタリング会社と初回取引を完了させ、リピーター割引を活かして次回以降の手数料引き下げの基盤をつくる。

本記事が、ファクタリングの審査を無事に通過し、必要な資金を調達するための一助となれば幸いです。

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